連合奈良は、6月1日(土)公益財団法人 関西生産性本部が主催する第24回労働トップフォーラムに参加した。
日 時 : 2013年 6月 1日(土)10:30~16:00
場 所 : マイドーム大阪
内 容 :テーマ「転換期における労働組合の責務」~リーダーの情熱と挑戦~
①主催者挨拶 (公財)関西生産性本部 評議員会議長 辻 卓史氏
連合近畿ブロック連絡会 代表幹事 川口 清一氏(連合大阪会長)
②基調講演 「今後の日本の行方」
(株)野村総合研究所 顧問 増田 寛也氏
<プロフィール>
1951年生まれ。1977年東京大学法学部卒業後、建設省入省。
1995年岩手県知事(3期)2007年8月総務大臣。
2009年野村総合研究所顧問。
著書「地域主権の近未来図」「東北 共同体からの再生」
③経営者講話 九州旅客鉄道株式会社 取締役会長 石原 進氏
「鉄道の再生」~JR九州の経営を通じて~
④特別講演 「個の力を伸ばし、勝てる組織をつくるコーチング」
コンディショニングコーチ 立花 龍司氏
<プロフィール>
浪商高校卒、大阪商業大学で野球部投手。1989年コンディショニングコーチ
として近鉄入団。1994年~1996年メジャーリーグNYメッツに日本人初の
コーチとして入団。その他ロッテ、楽天などでコーチとして活躍。
コンディショニングコーチの先駆者。
「今後の日本の行方」では、①超高齢化社会と人口減少問題②電力不足・エネルギー
問題の発生、燃料調達費の増大による貿易赤字などの諸課題に対応するため、3つの
変革が必要。①国、地域を開く②人材の質を高める③地域資源を活用する。自助・共助
公助の再構築と、労働組合の社会的意義を高める。等の内容で講演。
「鉄道の再生」では、国鉄時代の不採算経営→民営化で再建、鉄道利用客の獲得と
競争の中で経営者、従業員が一体となって取り組んだ内容の講演。
「個の力を伸ばし、勝てる組織をつくるコーチング」では、①ポジティブシンキング
○○するな。→ ○○すればこうなるから、そうならないために○○しよう。の声かけ
リーダーがポジテイブシンキングを導くことで強い組織になる。②綱引きの原理。
1人の力+1人の力+1人の力=3人の力の合計に日本人だけがならない。日本人は
周囲の人に依存する性質が強い。人に合わせる文化。リーダーの指示の仕方で人に
合わせず100%力を発揮させることが出来る。強い西武ライオンズ時代の選手は、
個性を100%発揮できる責任分担制を組織として調和させていた。等の内容で
講演。
参加者は、転換期の日本での労働組合の責務を果たすリーダーとしての事例を聞き
それぞれに研鑽を深めた。