連合奈良2015春闘・第18回統一地方選挙総決起集会

連合奈良は、2015年 3月6日(金)18:30~20:10 「奈良100年会館 大ホール」において、「2015春季生活闘争・第18回統一地方選挙勝利総決起集会」を構成組織組合員約700名参加のもと開催した。

 

 決起集会では、「政府は、株価の上昇などを引き合いに出し、「アベノミクス」の効果を強調しているが、円安や株高などで潤っているのは一部の企業や富裕層に限られており、その恩恵は多くの働く者、国民には波及していない。むしろ国民の生活は改善されず、雇用の不安と低所得に苦しむ働く人々が増加している。また、労働者保護ルールに「岩盤規制」とレッテルを貼り、その改悪が検討されるなど、働く者を踏み台にした国づくりが進められようとしている。さらに、負担を分かち合いながら、持続可能な全世代支援型社会保障制度の確立をめざしてきた社会保障と税の一体改革も足踏み状態である。加えて、年金積立金について労使の意向を無視した運用を行っている。

 このような中で迎える2015春季生活闘争は、「賃上げ」「時短」「政策・制度要求の実現」の取り組みを通じ、「デフレからの脱却」と「新しいサイクルでの経済の好循環実現」をはかる闘いである。デフレに終止符を打ち、日本経済を持続的な成長軌道に乗せることができるのか、あるいは、賃金水準が停滞し物価だけが上昇する悪いインフレに陥るのか、2015春季生活闘争は日本の将来を左右する分水嶺といっても過言ではない。すべての労働組合が月例賃金引き上げの要求を掲げ、回答の引き出しに全力を尽くすとともに、その成果を広く社会に波及させ、「底上げ・底支え」「格差是正」を成し遂げる必要がある。正規・非正規にかかわらず働く者の声を要求に集約し、地道で真摯な交渉・協議を積み重ねることで、「働くことを軸とする安心社会」の実現や、日本経済の自律的・継続的な成長をはかっていく。

 われわれは最後まで粘り強い交渉を展開し、賃上げで景気の底支えを実現し、「休み方」「働き方」改革による長時間労働の撲滅を実現するとともに、社会全体に闘争の成果を行き渡らせるために、総がかりで闘い抜く」

との集会宣言を採択するとともに、産別から4人の代表が決意表明を行った。

 

                主催者を代表して挨拶する

                 小山淳二 連合奈良会長

【挨拶要旨】

◇東日本大震災から4年、阪神淡路大震災から20年。震災で顕 在化した様々な事項が解決しているのか。これらの震災を風化させない、そして南海トラフに備える取り組みも今後進める。

◇2015春闘は、すべての労働組合が「賃上げ」と「労働時間の短縮」「政策制度実現」の3本柱に全力で取り組んでいる。働く者を起点とした経済の再生の実現をはかっていく。

1956年に賃金決定方式が決まって以来60回目の節目の春闘である。春闘は時代時代の課題を反映しながら要求し実現を図ってきた。今次課題は、「デフレからの脱却」と「経済の好循環実現」である。幅広い国民の所得を上げることでGDPの6割を占める個人消費を伸ばさなければならない。そのための「賃上げ」であり、月例賃金の引き上げに徹底的にこだわっていく。

◇単組での交渉のポイントは、定昇制度、賃金制度が無いところは、これを作り労働条件を向上させなければ、少子高齢社会での労働力不足による人材確保はますます厳しくなるということをしっかりと訴えていただきたい。

◇春闘の成果を未組織労働者の賃金や、最低賃金へ波及させることにも全力で取り組んでいく。

◇「労働者保護ルール改悪阻止」過去2回、法案を廃案に追い込んだ。今国会でも上程される予定であり、断固阻止しなければならない。長時間労働が問題になっており、過労死も増加している現状を改善することなく、政府が進めようとしている「残業代ゼロ法案」、しっかりと阻止していきたい。

◇大変重要な課題、統一地方選挙。連合奈良が政策協定を結び推薦した候補の全員の当選を勝ちとって、地方から政治体制を変えていきたい。知事選挙については、確かな県政を運営し、そして将来に奈良県を築く人物をしっかりと見分け考えなければならない。決して人気投票ではない。連合奈良は人物と、これまでの実績を正当に評価し政策面から選択した。

 

 前川清成民主党奈良県連代表参議院議員    荒井正吾 奈良県知事

 

 梶川 虔二 奈良県会議員          第18回統一地方選挙 県会議員選挙 連合奈良推薦候補

 

 第18回統一地方選挙 市町村会議員 推薦候補    2015春闘方針説明する 竹平均事務局長

   

 決意表明 木瀬治和(UAZ)  決意表明 今入光俊(自動車総連)決意表明 田川兆伸(JP労組)

 

   

 決意表明 官公部門連絡会   集会アピール 女性委員会   シュプレヒコール 青年委員会 

 高榮 耕平 副委員長     渡辺 葵(電機連合)     委員長 田中篤史(電機)

集会宣言 中小共闘センター事務局長 今西宏(私鉄総連)

 

  

がんばろうコール               奈良教組のキャラクター

中小共闘センター本部長 鎌戸平治(UAゼンセン)  「なんとか せんと君」↑

 

 熱気あふれる会場・・・・ガンバロー ガンバロー!!

 

 奈良教職員組合(奈良教組)所有のキャラクター!

「なんとか せんと君」です。

 

 

 

 

 

春闘決起集会 資料はこちら(PDFファイル:434.21KB)

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労働相談ホットライン フリーダイヤル:0120-154-052


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