2015「平和行動in長崎」参加報告

 

連合奈良は、2015年8月8日(土)~9日(日)に開催された核兵器廃絶と世界の恒久平和、被爆者支援を求める「連合2015平和行動in長崎」に小山淳二 連合奈良会長ほか、構成組織2名、事務局1名の4名を派遣し、戦後70年の節目の平和行動に全国の仲間とともに参加した。

 

「連合2015平和ナガサキ集会」
 ◇日   時  8月8日(土) 15:30~18:00
 ◇会   場  長崎県立総合体育館 メインアリーナ(長崎市油木町)
 ◇主   催  日本労働組合総連合会(連合)
 ◇内   容      

①開会挨拶(一部) 森 光一連合長崎会長 

連合主催で原水禁(原水爆禁止日本国民会議)、核兵器廃絶・平和建設国民会議(KAKKIN)の共催で開催し今年で3年目。あの日から70年。NPT再検討会議での核兵器禁止条約への道筋をつける文書採択が最大の争点だったが全く前進なく残念。

 

②主催者代表あいさつ要旨 連合 古賀 伸明 会長

 私たち連合は、核兵器廃絶と世界の恒久平和にむけてより一層の運動の強化と幅広い国民世論の形成が不可欠と考え行政や関係団体、関係組織に対して行動への参加協力の呼びかけを行っている。中村 長崎県知事、田上 長崎市長にもご臨席賜り厚く御礼申し上げます。終戦から70年の大きな節目の年、6月に連合は「平和に関する特別決議」を採択した。核兵器保有国と非保有国との対立により、NPT再検討会議は文書採択できないというNPT体制が揺らぐ結果となったことは極めて残念。本集会は、5年後のNPT再検討会議に向けた新たな1歩である。核兵器なき世界に向け、われわれの思いを集約し、組織内外に発信する。

 一方、被爆者の高齢化が深刻化。連合は若い世代を中心に、戦争の悲惨さ、歴史、知識、語り部の皆さんの思いを継承することを目的にさまざまな取り組みを展開している。青年・女性委員会のピースウォーク、またDVD等の学習機材も作成。先月16日、政府与党は衆議院本会議において安全保障関連法案を強行採決した。憲法をはじめ国の基本政策であり国民の合意形成を図る必要があるにもかかわらず、強行採決の暴挙に出たことは極めて遺憾。連合は国民世論を喚起し、参議院での暴挙を止めるべく、しっかりと対峙していく。また非核三原則はわが国が将来にわたり堅持されなければならない国是であると言及しておきたい。

 連合は2020年までに核兵器全廃をめざす「2020ビジョン」や次回開催のNPT再検討会議、核兵器禁止条約の発効など様々な課題に対し、各団体と連携し国内外の世論喚起の発動を一層すすめる。最後に核兵器の廃絶と世界の恒久平和に向けたメッセージを本集会から強力に発信していきたい。

 

 主催者挨拶の後、海外来賓あいさつ、 基調講演「NPT再検討会議報告」:長崎大学核兵器廃絶研究センター 鈴木達治郎 センター長、被爆者からの訴え:(公財)長崎平和推進協会 継承部会 和田 耕一 様、ピースメッセージ(連合広島団)、若者からのメッセージ:ナガサキ・ユース代表団、高校生平和大使、コンサート「詩(うた)い・つなぐ」~生命と平和へのメッセージ~ :吉岡 しげ美さん、平和アピール、合唱「原爆を許すまじ」、閉会

 

 

 

    

 

↑式典開会の1時間30分前に、会場入りしても     式典終了後、平和公園横の原爆中心地公園で

入場制限で入れなかった式典会場(翌8月9日 午前9時)連合長崎青年委員会、女性委員会による

                          ピースウォークに集まった参加者(厳しい暑さ)

                                (翌8月9日 午後2時)

原爆により亡くなられた方に万灯をささげる派遣団(浦上川)

 

 平和公園近くの陸上競技場に、原爆投下より70年を表す

万灯籠の前。派遣団は主催者が用意した万灯籠に、それぞれが

平和へのメッセージを記入し、浦上川へ灯籠を流して原爆犠牲者へ鎮魂と平和の祈りをささげた。(翌8月9日 午後7時)

 

 

 

 

 

 

労働相談ホットライン フリーダイヤル:0120-154-052


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