「2022連合奈良地域フォーラム ~ 男性の育児休業取得を考える 育児をしながら働きやすい奈良 ~ 」を開催‼

 5月28日(土)奈良ロイヤルホテル 鳳凰の間にて、3年ぶりとなる「連合奈良地域フォーラム」を開催しました。

 

今年度は奈良労働局後援のもと『男性の育児休業』をテーマに、組合員及び一般参加者を含む、約150名が参加し、主催者挨拶では、連合奈良 西田会長から「男性の育児休業は、休みを取得するだけではなく、働き方や命の問題が関わっている。育児とは人の命を育てること。そのためには、多様性・ジェンダー平等・ワークライフバランスの実現に向けた運動も行っていく必要がある。」と挨拶を行い、奈良県副知事 村井浩 様から来賓のご挨拶をいただきました。

 

参加者らに挨拶を行う連合奈良 西田一美会長

 

  

(上)奈良県副知事 村井浩 様 (下)会場の様子

 

 基調講演では、講師に特定非営利活動法人ファザーリング・ジャパン関西 副理事長の阿川勇太 様をお招きして、「父親の育児休業を奈良の活性化につなげる ~育休取得でポジティブな変化を~」と題し、『育児介護休業法の改正』や『父親の産後うつに関する先行研究』など様々な角度からご講演をいただきました。阿川講師からは「父親の育児参画がしやすい組織づくりを意識することは、組織の働き方を見直すきっかけとなる。海外の会社では、男性が育休を取得後、仕事のスケジュールと家族との関係性をサポート・支援することで、『仕事と家庭の両立』が実現され、プレゼンティズムの改善につなげている。子育てを楽しみながら仕事ができることが地域活性化につながっていく。」と提言がありました。

 

  

特定非営利活動法人ファザーリング・ジャパン関西 副理事長 阿川勇太 様による講演の様子

 

 また、基調講演後のパネルディスカッションでは、阿川講師をコーディネーターに、西田会長と奈良労働局雇用環境・均等室 室長補佐 長谷川創史 様、社会福祉法人功有会 人財育成部 課長 青木由実 様、自治労奈良県本部 書記次長 須貝縦 様 3名にパネラー出演いただき「男性の育児休業が職場を変える 【イクメン奈良モデルを考える‼】」としてさまざま意見が交わされ、「男性の育児を地域や企業など全体で支え、父親の育児に夢が持てるNara(奈良)」とまとめられた意見に、参加者全員の拍手をもって確認を行いました。

 最後は、奈良労働局長 鈴木伸宏 様から「それぞれ置かれている環境が違うので、1つの『答え』、『かたち』だけが解決にはならない。大切なのは、この育児休業取得についてそれぞれが向き合い、考えていく機会を作っていくことが何よりも大切になってくる。」と閉会のご挨拶をいただき、「2022連合奈良地域フォーラム」を終えました。

 

  

(上)パネルディスカッション後の質疑応答の様子 (下)閉会の挨拶を行う 奈良労働局 鈴木伸宏局長

 

<特定非営利活動法人ファザーリング・ジャパン HP:https://fjkansai.jp/

<奈良労働局 HP:https://jsite.mhlw.go.jp/nara-roudoukyoku/home.html

 

労働相談ホットライン フリーダイヤル:0120-154-052


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