連合奈良女性リーダーセミナー「連合和歌山・奈良女性委員会との交流会」を開催

連合奈良女性委員会は職場・家庭・地域における男女平等参画の重要性について組織内外の合意形成をはかり、また女性が自ら気付き、活動に取り組むことができるように、2005年より時々のテーマを取り上げて女性リーダーセミナーを開催してきました。今年度は労働組合における女性参画の必要性や課題を共有するとともに、女性委員会活動の活性化に向け、8月24日(土)に連合和歌山女性委員会との交流会を開催しました。奈良、和歌山それぞれの活動報告からはじまり、連合和歌山女性委員会が社会福祉法人に寄贈している、マイトイレの作成や、女性委員会の運営方法についてなど意見交換を行いました。講演1,2では、連合本部井上副事務局長を講師に迎え、「『ジェンダー平等推進計画」フェーズ2に向けて』と「女性がいきいきと組合活動に参画するためには」のテーマで講義を受けました。「ジェンダー平等推進計画」フェーズ1では、各構成組織の運動方針に「『ジェンダー平等』」の推進と明記」または「『男女平等』の推進と明記」することを必ず達成しなければならない目標としていましたが6組織が未達で一丸となって取り組むことができなかったこと、次期計画に向けた課題と、フェーズ2のたたき台案の議論経過の現状、策定に向けたスケジュールについての説明がありました。

引き続き、「女性がいきいきと組合活動に参加するためには」をテーマに、戦前の法律における女性労働の位置づけ、男女平等に関する日本の歩みと世界のうごきなどについて説明がありました。「女性活躍の壁」については、好意的性差別は女性のみに良かれとおもって配慮しているつもりが、排除になってしまう事、良かれとおもっていても配慮することで女性のキャリアを潰していくことにつながってしまうことについて「『好意的性差別』によって、女性の経験が積めなくなってしまう事に対しては、アンテナを高くしていかなければならない」と述べられました。

フリートークでは~お悩み相談室~ 「井上副事務局長に聞いてみよう~」と題し、それぞれの日常の困りごと、疑問に感じていることなど意見交換を行いました。様々な質問が挙げられましたが、いろいろな人が活動できる環境づくりをしていきましょうと意見交換を終了した。最後に連合和歌山岡本委員長が「共通する悩みを率直に意見交換ができ、本日の講演で学んだことを、これからの産別・単組の活動につなげていきましょう」とあいさつし閉会しました。

労働相談ホットライン フリーダイヤル:0120-154-052


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