1945年8月6日の被爆より79年目の夏。今年も連合は核兵器による惨禍とこれを招いた過ちを二度と繰り返さないという誓いのもと、平和行動in広島の取り組みを実施しました。全国から1,780名が集い、連合奈良からは3名が参加しました。
第1日目の8月5日(月)は13時20分から「被爆路面電車乗車学習会」に参加。広島市内を走る路面電車は被爆当時も現在も市民生活を支える地域公共交通のかなめの一つ。グリーンムーバーエイペックスなど最新鋭の車両が投入される中、現在も79年前に被爆した車両が現役として活躍しています。参加者はこの被爆車両651号、652号に乗車。広島駅を出発し、連合広島構成組織のみなさんによるピースガイドの説明を受けながら市内の被爆建物、慰霊碑等をめぐり、当時の甚大な被害を再認識しました。
16時からは広島市白島の上野学園ホールにて開催された「被爆79年連合2024平和ヒロシマ集会」に参加。参加者全員の黙とうの後、芳野連合会長が主催者挨拶、玉井副知事、広島市の村上市民局長、国際労働組合総連合(ITUC)のリュック・トリアングル書記長の来賓あいさつの後、中国新聞社・宮崎智三特別論説委員の「被爆80年に向けて 被爆地広島の課題と役割」と題する講演を受けました。また広島県原爆被害者団体協議会の箕牧智之理事長の被爆体験証言のあと、高校生平和大使による「若者からのメッセージ」のアピールがありました。そしてピースフラッグを連合長崎の髙藤会長に引き継ぎ、最後に連合広島女性委員会の後藤委員長が読み上げる平和アピールを採択し閉会しました。
18時30分からは広島平和記念公園・原爆ドーム前にて「連合・原爆死没者慰霊式」が開催され、連合奈良から今西副会長が献水を行い、参加者一同、原爆被害で亡くなられた方々を偲び慰霊しました。
2日目の8月6日(火)は市主催の慰霊式等が実施され、戦後80年を前に、あらためて核兵器廃絶と平和を求める不断の取り組みの大切さを認識する行動となりました。